急性腰痛(ギックリ腰)
〜突然起こる腰部の激しい痛みが生じるケース〜
42歳 女性 会社員 (趣味:踊り)
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突然の激しい腰痛(腰の真ん中)を訴えて来院。仕事中に同僚から、ななめ後方より名前を呼ばれて上半身だけで身体を捻った瞬間に腰部にピリッとした痛みが走った。そして次の瞬間下半身の力が抜け、そのまま上体を支えることができず、うずくまってしまった。その後はわあずかな動きに対しても激しい痛みが起こっていた。その日の夜には腰部に熱感を感じた。以前に使用していたコルセットを巻くことで、なんとか歩ける。背中を伸ばすことができず、わずかに屈めて片側に傾けている。(逃避姿勢) |
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特徴 |
・患部の炎症の4兆候(痛み・腫れ・熱・赤み)が確認できる場合がある。 |
症状部位 | ・腰もしくは症状は放散し、上部では背中・下部ではおしりに達する。 |
悪化要素 |
・身体のあらゆる動きで痛み |
改善要素 |
・背中をわずかに屈め、あるいは片側に傾けていると楽な場合がある。 |
原因 |
・急な身体の動き |
治療 |
激しい痛みがあることで患者さま自身の不安が強い。治療前に患者さまが痛がらないポジション(姿勢)を見極め、落ち着いて問題部位を把握し、カイロプラクティック・マニピュレーションを適用する。治療には腰部・骨盤関節に動きの不具合がないかを確認し無理のない程度で関節にかかるストレスを取り除く。骨盤には特殊な器具を使用することも有効となる。患部を冷やしたり、超音波をあてるなどの理学療法によって痛みと筋肉の緊張を緩和させる。筋肉の金曜を改善させる目的で患者様が耐えられる範囲内で緩和操作(STT)や軽めの牽引を応用する。回復期には腰部サポート・ベルトを着用し、ホームアドバイスを冷やす・休息・簡単な運動・回復を早める栄養素などの側面から充実させ、問題の再現と症状の再発を予防する。次回のご来院もでの間隔を1〜2日ほどのスケジュールにすることが望ましい。 |
脊椎すべり症
〜背骨(椎骨)が連結する直下の椎骨上を前方にすべるケース〜
78歳 男性
会社役員
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長年に渡る腰痛と両おしり、ふともも外側と膝下外側の痛みとしびれ感を訴えて来院。その症状は先に腰痛から始まり、趣味のゴルフをするにつれて症状が広がりみせた。思いあたる原因は若い頃より重い物を力任せで持ち上げ、腰部にはかなりの負担をかけたことにあると言う。最近では足がしびれることもあり、普段の生活で動くことが億劫に感じている。整形外科では腰部脊椎すべり症との診断を受けた。仰向けで両膝を抱え込み、胸元に引きつけて腰を伸ばすストレッチをすると腰は楽になる。また、イスに座り上半身の前かがみをすると脚のしびれが軽減する。身体を反らすことは各々の症状を悪化させる。 |
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特徴 |
・男女の発生比率 2:1 |
症状部位 | ・すべりが起きているレベルの腰部とそれに関わる神経支配領域 |
悪化要素 |
・身体の反り返り |
改善要素 | ・背中・腰部を丸めた姿勢が楽で、立っていることよりも座っている方が比較的症状を感じない |
原因 |
・年齢とともみ起こる変性(退行性変性) |
治療 |
すべりの状態を専門医でのレントゲン写真などを利用し、正確に把握しなければならない。カイロプラクティック・マニピュレーションはすべりの起こっていないレベルあるいはすべりに影響を与えているレベルに対して加療してはならない。問題部位の上方あるいは下方の脊椎関節に対して限局した無理のない手技を適用する。これにより脊椎すべり症を発症した慢性腰痛患者さまの痛みや障害を緩和できる。腰部の反り返りを強化するようなすべての治療を避けること。ホームアドバイスを充実させ、問題の経過を正確にモニターすること。必要であれば専門医での画像診断をもちいること。 |
腰椎椎間板ヘルニア
〜腰骨(腰椎)をつなぐための椎間板が飛び出し、
神経に圧迫が生じるケース〜
36歳 男性 会社員 |
腰部痛と膝下外側および足小指にしびれ感を訴えて来院。その症状は作業時に物を持ち上げた時や、かがんでの姿勢が長く続くことで症状が強くなる。 |
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特徴 | ・身体を前屈(+捻り)させると腰痛もしくは、圧迫された神経による 脚・足のしびれ・痛み。 |
症状部位 | ・腰、下肢(脚・足)、または腰部下肢両方の痛み |
悪化要素 |
・身体の前かがみによる腰痛・下肢痛 |
改善要素 | ・身体を横にし、膝を曲げて休息することで痛みは和らぐ |
原因 |
・重い荷物を持ち上げ |
治療 |
障害部位を正確に見極め、椎間板の状態を把握したのち、カイロプラクティック・マニピュレーションを適用。 |
腰椎椎間関節症候群
〜腰骨(腰椎)をつなぐ関節がお互いに接近し、
関節面に圧迫が生じるケース〜
35歳 男性 自営業 |
腰痛と左お尻部のしびれ感を訴えて来院。特に背筋運動など身体を反り返らすことで痛みが強くなり、趣味のサーフィンでもパドリング中に痛みが出てくるとのこと。 |
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特徴 | ・身体を反り返らせると腰に痛みが起こる |
症状部位 | ・腰、ソ径部、股関節、おしり、腰から膝まで放散痛 |
悪化要素 |
・身体を反らせる(伸展)と腰が痛む |
改善要素 | ・身体を前屈(腰を丸める)で楽になる |
原因 |
・腰の過剰な反り返り(外傷も含む) |
治療 |
関わる腰部関節を引き離すように牽引(90/90牽引、骨盤牽引)と関節本来の動きとスペースの回復を目的としてカイロプラクティック・アジャストメントをもちいる。 |
脊柱管狭窄症
〜脊柱構造で脊髄が通る脊柱管が何らかの原因で狭くなり、
脊髄が圧迫されるケース〜
79歳 女性 主婦 |
腰痛と両おしり部〜太もも裏のしびれ感とツッパリを訴えて来院。 |
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特徴 |
・腰痛と両側の脚(下肢)痛 |
症状部位 | ・腰、両おしり、両ふともも裏、両ふくらはぎ |
悪化要素 |
・身体を反らせる |
改善要素 | 身体を前屈(腰を丸める)で楽になる |
原因 |
・腰椎関節の変形・肥厚 |
治療 |
状態を観察しながら治療を行うのが良い。カイロプラクティック・マニピュレーションにより、劇的な効果が得られることもある。 |